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タイポグラフィ課題展示「遠野物語"初版本の研究と現代語復刻」

今回、卒制のリサーチとは関係ないのですが、以前遠野を訪れた際に少し触れたタイポグラフィの授業内の成果課題としての遠野物語の初版本復刻の研究について、制作が一先ず終わりそれに伴う学内展が行われたので一応報告しておきます。

 

このタイポグラフィの授業は私が所属する視覚伝達デザイン学科の選択課目で、主に文字全般のデザイン、すなわちタイポグラフィについて学ぶ授業です。前期(4月〜7月)の間に週1回3,4限を使った講義があり、その成果物として一冊文字を主題とした本を制作し後期の初めに学内で展示が行われます。今回は9月13日〜17日の期間に行われていました。

私は今回卒業制作のテーマである民俗学とデザインについて一貫したいと思い兼ねてから気になっていた遠野物語の初版本について研究することにしました。(これについても以前触れましたが)この初版本は学科の主任教授の新島先生曰くエディトリアルデザインとしてとても優れているものであるとのことで、またこのタイポグラフィの講師でもある田中晋先生もバランスがとても美しい本であるとおっしゃっておりました。

今回私は研究、復刻するだけではコピー本を作るに留まりあまり意味がないと思ったので本編の現代語訳による復刻を試みました。行程としては原本と現代語訳本を参考にしつつ、文字を起こし、それを初版本に忠実な図版と文字組で再現するというもので、電話で直接初版本の原本を所蔵している施設に概要を聞くなどして可能な限りの忠実性を求め制作にあたりました。ちなみに一番苦労した行程はやはり全編を文字に起こす作業でこれには約3ヶ月ほどを要しました..。

 

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現代語訳すると文字量が圧倒的に増えるので厚みが倍以上になります。

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キャプションの概要です。

 

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この週からゼミ旅行兼調査に北海道に行きますが、その前に17日に行われる遠野祭りを見に行くため再び遠野を訪れます。楽しみです。